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2021.03.28 / 日々のこと

近所のおじちゃんとロニー

うちの店の蜂蜜は、五木村のおっちゃんや兄ちゃんやお母さん方から仕入れさせていただいている。先日も実家の近所に住んでいるしげとおじちゃんがハチミツを納品しにきてくれた。

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たぶん7歳くらいのころ、しげとおじちゃんの家に行くことにめちゃくちゃはまってて、土日は足繫く通ってた。

その頃しげとおじちゃんはロニーという柴犬を飼っていて、この犬がまたおりこうさんで人懐っこくて、毎日のように脱走して我が家まで来てた。それで、ロニーと一緒にしげとおじちゃんの家に行くというルーティーン。

めちゃくちゃ晴れた日に、しげとおじちゃんは薪を割っていて、ロニーは寝ていて、私は切り株の上に座っていて、流れていたラジオから「皇太子さまにお子様が生まれた」という緊急放送が入った。その時ご誕生されたのが愛子さま。

「元気なら何より!」と言い、薪を割るしげとおじちゃんをなぜか今でも鮮明に覚えてる。たしか、見たこともない人の子どもが生まれることをこんなに喜べる人すごいなーとか思った気がする。

しげとおじちゃんの作業場や小屋は、めちゃくちゃ綺麗で整頓される。全然ごちゃごちゃしてない。几帳面な性格からか、ハチミツもすごくきれい。

この間、五木村シルバー人材センターに立ち寄ったら、しげとおじちゃんが事務員の方に変わって蛍光灯を替えていた。たぶん通りすがっていたところに困っている事務員の方を見つけたんだろうと思う。

しげとおじちゃんくらい優しい人になりたい。

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今回の記事を作成したのは
土屋 望生さん

五木生まれ。五木育ち。15歳まで五木で過ごして、人吉市→熊本市→東京と、ちょっとずつ都会レベルを上げながら住む場所を変え、3年半東京で働いてUターンしてきました。五木の人が好きです。

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