ブログ・活動内

2021.06.4 / 日々のこと

美しい鳥

扉がバタンと音を立てたので、驚いて振り向いたら、そこには誰もいなかった。

一瞬、風の仕業かと思ったが、よく見ると鳥が地面に横たわっている。

* * *

今まで、野鳥をこんなに間近で見ることがなかったから、哀れむ気持ちよりも、その鳥の目や羽の美しさに感動する気持ちが勝った。

街中で見るカラスや鳩は、ごみや食べ物にばかりたかって気持ちが悪いし、ペットショップの鳥コーナーは臭い。それゆえに、「鳥は汚い」という強固なイメージを持っていたから、その美しさに、しばらく心を奪われた。

鳥ガラスに残していった羽すらも、何かの芸術作品のように見えた。

* * *

結局、鳥は体を強く打ったようで、すぐに死んでしまった。調べてみると、あれはオオルリの雌だったのかもしれない。

わたしは今は、ウグイスの鳴き声くらいしか聞き分けられないし、種類も数える程度にしか見分けることができないけれど、これからもっと、鳥たちとの距離を縮めていきたいなと思う。

今は、真っ青なカワセミ見たさに、心を躍らせている。

今回の記事を作成したのは
吉本遥
吉本遥さん

熊本市出身の25歳。東京での大学生活を経て小さな村での暮らしを望むようになり、2021年3月、五木村に移住。民俗学が好きで、古い道具や昔から続く暮らしの営みに触れるとわくわくします。